タイトル | ||
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あの夏の囚人 | ||
プレイ人数 | プレイ時間 | 料金 |
8~9人[男役4名/女役3名]※性別は揃えなくても遊べます | 180分 | 3,000円/人 |
ストーリー | ||
青年は自分の遺影を見つめていた。 葬儀が行われていた。風変わりな葬儀だ。神社の境内に棺が置かれている。 彼は自分が霊であることに気づいている。だが死ぬ数日前までの記憶がない。幸い、葬儀には旧友たちが久しぶりに集まってくれている。彼らの力を借りれば、自分が死んだ理由がわかるかもしれない。 12年前の夏。沖に浮かぶ小島での冒険。行方不明になった少年と、地主の一族に伝わる「死者の声を聞き、姿を見る」力……。 過去に囚われた若者たちが織りなす、追憶と再生のマーダーミステリー。 |
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物語の背景 | ||
携帯電話が普及する少し前の時代。 伊知哉は自分の遺影を見つめていた。葬儀が行われていた。少し風変わりな葬儀だ。神社の境内に棺が置かれている。その前で神主が伊知哉には理解できない言葉を読みあげている。伊知哉もよく知っている人物だ。彼はまだ儀式に慣れていないらしく、折りたたまれた紙を手の内側に隠し、ちらちらと目をやっている。 風変わりではあるが、ごくごく当たり前の光景でもある。ここ月守島で生まれた者は、出産や結婚、死といった人生の節目に関わるすべての儀式を、ここ兎我野神社で行う決まりなのだ。 当人が、島から出る決断をしないかぎりは。 伊知哉は自分が死人だと気づいている。目覚めたのは2日前だ。最初は窓のない部屋で、白衣の男性に見下ろされていた。いまならわかる。あれは、治療ではなく検視だった。伊知哉が身を起こすと、背後には自分自身の身体が残された。胸を開かれた遺体が。医師は伊知哉の姿に気づいていない様子だった。 その後、伊知哉は医師と警察関係者が話す様子を、彼らのうしろに立って、ぼんやりとながめていた。彼らいわく、今回の死に事件性はないとのこと。おそらく事故だろう、崖で足を滑らせ、十数メートル下の岩場へ転落したのだろう、という話だった。 だが、そんなことは絶対にあり得ない。20年以上も暮らした、目をつむっていても歩けるような場所で、足を滑らせるなどということは。 自殺だろうか。そのきっかけとなるような、絶望するような出来事が起きたのだろうか。 まさか、殺人だろうか。 知りたい。 自分はなぜ死んだのか。死なねばならなかったのか。自分がどんな未練を残しているのかは知らない。思いだせない。だが死の真相がわかれば、すべてが明らかになるはずだ。 葬儀には旧友たちが集まってくれている。ほぼ十年ぶりに見る顔もある。彼らの中には伊知哉の声を聞き、姿を見ることができる者も含まれている。そう――ここ兎我野神社の血筋に連なる者たちは、代々、そうした力を有しているらしい。幸い、宮司の光秀やその妹の詩織、弟の豪、彼らの叔父である久助らとは長い付きあいだ。きっと力になってくれる。彼らを介してのやりとりにはなるが、ほかの連中も助けてくれるだろう。 ずっとバラバラだった仲間たちと、久しぶりに会えた。久しぶりに、⼀緒になにかできる。それがうれしい。そのきっかけが自分の死でなかったなら、もっと良かったのだけれど。 http://www.cosaic.co.jp/games/pdf/scenario_mp_tem.pdf |
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キャラクター | ||
伊知也(男性/27歳) 双葉(女性/27歳) 光秀(男性/27歳) 詩織(女性/25歳) 豪(男性/25歳) ロック(男性/27歳) 奈々子(女性/27歳) 八田(男性/27歳) 久助(男性/42歳) |
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製品情報 | ||
商品名:MYSTERY PARTY IN THE BOX あの夏の囚人 →公式サイト ゲームデザイン:秋口ぎぐる、桜井理人 アートワーク:タンサン 制作・販売:cosaic/グループSNE |
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注意事項 | ||
本イベントはゲームの性質上、ご参加者様の過去の嫌な記憶や思い出、トラウマなどに触れてしまい、不快なおもいをしてしまう可能性があります。ゲーム参加中に、嫌な体験や心象になってしまったとしても、主催者としては一切の責任を負いかねます。ご了承ください。
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